ブロー成形
Blow molding
ブロー成形の種類と特徴
用途・外観・数量により最適な方式は異なります。当社の量産対応は押出ブローです。押出ブローは形状自由度とコストバランスに優れ、パリソン制御による偏肉対策が可能です。射出ブローは口元精度・外観性に強く、延伸ブローは透明性・機械特性に優れます。設計段階から方式選定を支援し、量産条件の確立まで伴走します。
- 押出ブロー:自由度・量産適性・コストのバランスが良好(当社主軸)
- 射出ブロー:口元精度・外観性に優位
- 延伸ブロー:透明性・強度に優位(PET容器など)
金型設計・試作のポイント
ネック部・リブ/ボスの抜き勾配や肉厚配分、パリソン制御と冷却設計が量産品質の鍵です。試作段階で想定LOT・材質・要求性能(耐薬品・落下・密封性)を共有いただくと、金型仕様・条件表・リードタイムを最適化できます。サンプル評価→条件確立→量産移管まで一貫で支援します。
- 見積時に必要:図面/3D・材質・LOT・要求公差/試験
- 二次加工:印刷・検査の内製連携
- 付属品:射出成形によるキャップ等の一体提案が可能
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射出成形キャップとの一貫生産
当社では、ブロー成形だけではなく射出成形によるキャップ・ヒンジキャップを内製しています。容器からキャップまで一貫生産することで、密封性・操作性の検証を短サイクルで回し、充填ラインへの適合を高めています。
射出成形 -

印刷・二次加工の社内完結
シルク印刷・インクジェット・パッド・ホットスタンプなどの印刷設備を社内に備え、φ13mm~φ25mmのチューブ印刷など大量ロットにも対応。高速カットラインや検査ラインと連携し、成形後の加飾・仕上げを一貫管理しています。
印刷・加飾 -

高速カットラインと検査ラインの連携
アルミチューブのポリ内筒の高速カットラインを社内に構築し、専用カット機3台で月産約150万本の処理能力を確保。クリーンな環境で加工と検査を行い、他のミニチューブにも対応できるラインで多様なニーズに応えています。







